マシニスト 怖い?あらすじ、ネタバレ、伏線、メメント、動画

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映画

『マシニスト』(原題: The Machinist)は、2004年製作のサスペンス・スリラー映画。

ブラッド・アンダーソンが監督を務めた。

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マシニストのあらすじ

マシニストのあらすじは次の通り。

機械工のトレバーは、原因不明の不眠症で1年もの間眠っていなかった。痩せ衰えた彼は、それでも毎日仕事に出かけ、娼婦のスティーヴィーの元に行き、深夜に空港に出かけウェイトレスのマリアと雑談をするのだった。

ある日トレバーは溶接工のアイバンに気をとられ、事故をおこして同僚に大怪我を負わせてしまう。アイバンに気をとられたからとトレバーは釈明するが、工場長らは「工場にはそんな人物はいない」と言う。同じくして、自宅の冷蔵庫に何者かが不可解なメッセージを残すようになる。誰かが自分を陥れようとしていると思い込んだトレバーは、次第に精神的に不安定になってゆく。

マシニストの意味

マシニストは、machinistのことで、日本語では機械工の意味。

トレバーの仕事なんだけど、なんでこんなタイトルにしたんだろう。

 

伏線

マシニストに伏線は多数あり。

1:30

どの時計もこの時間のあたりからすすまない。
1:30はトレバーが事故を起こす前シガーライターに火をつけようとした時に目に入り刷り込まれた時間。

 

左へ左へ

どのニ差路でも、トレバーは左を選択する。
遊園地のアトラクション…右:天国/左:地獄
地下鉄のホーム…右:緊急出口/左:下水路
下水路…右(B):明るいけれど人影/左(A):暗い道
最後の最後で、トレバーは、助手席で面白がるアイバンの見守るなか、今までとっていた左の道=飛行場=逃避ではなく右=市街地=自首を選択する。やーっと右に行けるわけだ。

 

さかな釣りをしていたい

トレバーがアイバンのナンバーを調べるために、全然関係のない車へ飛び込んでいくシーンで大写しになるのがこのプレート。
この直後、スティービーの家で行方不明だった写真を見つけ、激昂する。
スティービーに写っているのが自分だと指摘されても、全ては誰かが仕組んだ罠だと思い込んでいるトレバーには通じないが、ここらへんは観客向けのヒントというかむしろ皮肉。

 

黄色い懐中電灯

冒頭死体をじゅうたんでぐるぐる巻きにして海へ投げ捨てるトレバーを照らす謎の光。
その光を発していた懐中電灯は家に帰って手を洗うトレバーの後ろ側に非常に分かりやすく置かれている。
映画後半でもういちどこのシーンが出てくるけれど、そのときにはアイバンが手に持っている。
自分自身に光を当てて、Who Are You?なんて自問自答しているってわけだ。

 

レバーの家=マリアの家

マリアの家での出来事はトレバーが勝手に妄想で創りあげたものなのだから当たり前なんだけれど、よくよく見れば間取りが一緒なんだな。天井からぶら下がる電気も一緒。
寒色と暖色のつかいわけで、全然ちがう場所のようにみせている。
マリアの家で、ワインを注ぎ足しにトレバーがキッチンへむかう時、廊下の方向を見て見覚えのある光景に首をコキっと傾げるので、わかりやすい。
マリアの家のキッチンがなぜか、魚の絵だらけ。

冷蔵庫

トレバーがポストイットに体重を書いたり、公共料金を払うこと!漂白剤を買うこと!なんてメモを貼りつけまくっている場所。
公共料金(電気代)を払わなかったために、後で中に隠していた魚の頭が解凍されて、血が滴り落ちる。

ちなみに、マリアの家の冷蔵庫(当然トレバーのと同じ型)には、母の日のハングマンカード(笑)以外にも、ミラーが失った3本指の部分をぐしゃぐしゃに塗りつぶされた、気持ち悪い手の絵(鳥のようにも見える)がマジックで書かれている

鉛筆・マジック

ハングマンゲームの見えない相手は太いマジックでトレバーに挑戦してくる。
トレバーはずっと鉛筆で答えを書き込むのだけれど、最後のKILLERだけはマジックで正解を書く。
ここで、挑戦者と自分とがやっとやっと重なる。

ROUTE666

このアトラクションに、この映画の全てが詰まっているよな。
・罪と罰のポスター(これもドストエフスキーからだろうな)
・インディアンが切断された人間の腕を持ち上げる。
・墓場に花を手向ける女(カットシーンでもあるが、ニコラスの墓にお参りするマリアの後姿)
・絞首刑の男(後ろにご丁寧にGuiltyという看板)
・車両管理局
・交通指導員(通学路注意のゼッケンをつけている)

・交通事故の場面…もうそのまんまって感じ。
トレバーはひき逃げしているのだから布がかかっているところまでは見ていないはずなんだけれど、もう良心の呵責からいろんな妄想が渦巻いているわけだ。

 

・車のメーター
・大きく開いた口
・大写しになるサングラス
このサングラスは最初アイバンだと思っていたけれど、トレバーも事故のときにサングラスをかけていたのが最後で明かされる。だから、自分の悪の片割れアイバンはいつもサングラスをかけていたのだろう。
ひょっとしてふたりのサングラスは同じモノなの?

ダメ押しのようだけれど、
・なぜROUTE666?
事故車のミラーにぶら下がっていたアクセサリーがROUTE66

遊園地からの帰り道トレバーの運転する後ろでマリアが言う「あなたのせいではない」という言葉は、トレバーが一番望んでいた言葉だったにちがいない。

遊園地での写真

マリアとニコラスと遊んだ後、自室に戻って、トレバーが自分と母親が同じ構図で撮影した写真を発見する。
そのアルバムの右側に書いているのが「母の日の外出」なんてコメント。

アイスクリーム

トレバーが「お望みどおり」といってニコラスにアイスクリームを手渡すのは、ニコラスは、トレバーの車に轢かれる前に、道に落としたアイスクリームを拾おうとしてかがみこみ母親の視界から消えてしまったから。

名前の由来

マリア、ニコラス、アイバン これらは全てトレバーが読んでいたドストエフスキー「白痴」の登場人物。
自分が引いた少年の名前や母親の名前なんて、当然知りえないから、彼は本から無意識のうちに借用してしまったらしい。

車のナンバー

トレバーのトラックのナンバーはNRC347
アイバンの赤い車のナンバーは743CRN
逆にしただけ。

NICE TRIP/ESCAPE!!

こんな看板が映画のあちこちに出てくる出てくる。

Justice Brother

トレバーが最後に着ていたTシャツには車の絵と一緒にこの文字。

三本の指

監督解説によると、途中何度も出てくる3本の煙突(アイバンの死に場所)に重ねているらしい。

恩返ししないと後悔する

チップをなぜ多めにくれるのかと聞くマリアに答えるトレバーの言葉。
「すでに365日眠っていない」というキャッチではなく、こちらの言葉を監督は使いたかったらしいが却下されたとか。
この365日…のおかげで不眠男の異様な外見(とベイルの役作り)ばかりに注目があつまってしまったから、営業的には成功なのかもしれないけれど。

 

似た映画 メメント、シャッターアイランド、ファイトクラブ

似た映画と言えばメメントか。

https://dokuzetu.com/archives/791

 

病気つながりのシャッターアイランド

https://dokuzetu.com/archives/917

 

不眠症つながりのファイトクラブ。

https://dokuzetu.com/archives/1835

 

 

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