バトルシップは、2012年のアメリカの映画。
感想などをまとめた。
バトルシップのあらすじ
「バトルシップ」のあらすじは次の通り。
下記はWikipediaからの引用。
アメリカにて太陽系外の地球型惑星との交信を試みる国際ビーコンプロジェクトが立ちあげられ、ハワイ、オアフ島に造られた送信施設より、送信が開始されて数年後の2012年。世界14ヶ国の海軍将兵2万人が参集する環太平洋合同演習(RIMPAC / リムパック)が開催されようとしていた。参加艦艇の1隻であるアメリカ海軍所属アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」の乗員であるアレックス・ホッパー大尉は恋人であるサマンサとの結婚を彼女の父親であるシェーン提督に認めさせようとしていたが、同じく演習に参加していた海上自衛隊のナガタ一等海佐と喧嘩沙汰を起こしたことから、印象を悪くし、結婚を認められるどころか、演習後の懲戒免職処分を突きつけられる。
そんな中開催された演習であったが、時を同じくして宇宙より正体不明の5つの物体が太平洋を目指して降下してくる。その内の1つは衛星軌道に浮かんでいた人工衛星と激突して分解し、中国、香港を中心として世界各地に落下、大規模な災害を引き起こす。残った4つの物体はハワイ近海のリムパック艦隊近辺に降下。その正体を調べるべく、リムパック艦隊はアレックスの兄であるストーンを指揮官とした分遣隊を派遣することを決め、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「サンプソン」、こんごう型護衛艦「みょうこう」、そして、アレックスが乗艦する「ジョン・ポール・ジョーンズ」の3隻が派遣される。アレックスらが複合艇にて海上に姿を現していた巨大な物体を探索していた最中、突如、物体から強大なエネルギーフィールドが展開され、ハワイ諸島全域を覆いつくし、分遣隊の3隻の駆逐艦は、より外洋にいたリムパック艦隊から隔離されてしまう。更に構造物の周囲の海中から異星人の大型機動兵器3機が現れ、3隻の駆逐艦にむけ攻撃を開始。強力な電波妨害によって戦闘力を削がれた3隻は碌に応射もできないまま、集中砲火により「サンプソン」が撃沈され、ストーンを含めた乗員全員が戦死。「ジョン・ポール・ジョーンズ」も至近弾を受け、艦長・副長を含んだ上級士官が多数戦死してしまい、艦内生存者中最先任のアレックスが急遽艦の指揮をとることとなる。アレックスは、兄を殺された怒りにまかせて突撃をかけるが、援護しようとしたナガタの「みょうこう」も被弾して撃沈されてしまい、部下からの説得でアレックスは攻撃を取りやめ、ナガタを含んだ「みょうこう」のクルーの救助を行い、一時撤退。更に、艦に乗り込んで白兵戦を仕掛けてきた異星人の一部を何とか退けたアレックスらは、ナガタらの協力の元、反撃のプランを練る。
異星人の攻撃部隊がハワイ各所を攻撃するなか、孤立無援となった「ジョン・ポール・ジョーンズ」はアレックスの指揮の元、異星人に対して反撃を開始する。ナガタの発案により、海上の津波ブイを利用して敵の位置をつきとめ、3機の大型機動兵器を次々と撃沈する。一方、異星人の目的はハワイの送信施設を利用し仲間に通信して呼び寄せる事とわかり、アレックスはサマンサからアンテナを破壊してほしいと依頼を受ける。しかし、「ジョン・ポール・ジョーンズ」は異星人船の最後の1機からの攻撃によって破壊されてしまう。アレックスは、すでに役目を終え記念艦となっていた70年前のアイオワ級戦艦「ミズーリ」を使い、反撃に出ることを提案するが、旧世代の蒸気タービン推進艦であるため現役船員たちだけでは動かす事ができないと反論される。だが、そこに退役した旧ミズーリ乗組員の老人達が現れ、協力に加わった。記念艦から戦艦へと復活したミズーリに乗り、アレックス達は最後の反撃に出る。過去の戦いの経験から、真正面から挑んでも勝てないと悟ったアレックスは、戦艦ドリフト(秋津州流航海戦術)により、敵の側面に回り込むことに成功。戦艦ならではの怒涛の攻撃を浴びせ、エネルギーフィールド発生装置を破壊し、展開していたエネルギーフィールドを消滅させる事に成功する。(この際、反撃により第三砲塔を大破させられるが、あまりにも装甲が厚く、大した被害にはならなかった。)そして、残された最後の砲弾を送信施設に向けて発射し、通信施設を破壊する事に成功する。だが、異星人船は完全に沈没はしておらず、最後の反撃に出ようとするが、エネルギーフィールドに阻まれてそれまで救援に来られなかった空母艦載機の攻撃により、完全に沈没する。
バトルシップ ネタバレと感想
ポイント1
好戦的なエイリアンが宇宙船が五隻地球にやってきて、彼らがやって来たであろう星とコンタクトを始めるんだけど、好戦的な宇宙人の戦艦だかをやっつけるって話。
1996年のアメリカ映画インディペンデンスディと似たような展開。
ただ、普通に考えて遙かに科学力の進んだエイリアンの宇宙船を、科学力の劣った地球人がやっつけるのが非現実的。
例えるなら、黒船で有名なペリーの蒸気機関がイージス艦とかアメリカのニミッツ級空母をやっつけるようなもの。現実的でない。
絶対負けるだろ。
あと、第二次大戦で軍艦同士の戦いではなくて航空戦が主流になって、今や、航空機どころか遠隔からロケットで相手を攻撃するのが普通だろ。
戦艦同士の戦いなんてあり得ないだろ。
ポイント2
主人公のアレックス・ホッパー、最初はどうしようもないキャラだったけど、いつの間にか大尉になっていたって設定だけどありえないだろ。
そんで、どういうわけか、解任されかけていたアレックス・ホッパーが戦艦ジョン・ポール・ジョーンズを指揮するのが非現実的。
こいつが指揮して大丈夫か。
ポイント3
ジョン・ポール・ジョーンズがエイリアンに破壊されたので、博物館として使用されていたアイオワ級戦艦「ミズーリ」を第二次大戦に参加した経験のある退役軍人に運転させるんだけど、ありえないだろ。
ミズーリは第二次大戦にも参加したような古い戦艦だし、メンテナンスもしてないだろうし、こんなので戦闘に参加できる訳がない。
動かすどころか、タマがメンテされていないから主砲なんか発射できないだろうし、まして、エイリアンの戦艦を破壊できる訳ないだろ。
ポイント4
このエイリアン、なんで、いきなり地球に着陸したんだろ。
普通は、地球の周回軌道に入って地球の事や生物のことをいろいろ様子を観察するだろ。
エイリアンが好戦的なのは理解出来なくはない。
大航海時代の西洋人も、原住民に対して常に好戦的に接してきた。
人類の歴史も常に土地の奪い合いで、戦争の歴史だ。
好戦的でない指導者は稀有だ。
ちなみに、このエイリアン、プレデターのエイリアンに似てるね。
アメリカ映画で悪者を描くとこんな設定になるのか。
ポイント5
アレックス・ホッパーとサマンサ・”サム”・シェーンの恋愛ストーリー。
日本人ユウジ・ナガタとの友情物語。
両足が義足のヤル気をなくしていたミック・キャナルズが立ち直るストーリー。
ひ弱な研究員キャル・ザパタがエリアンに立ち向かうシーン。
これらは全部、ありがちなストーリーをミックスしたって感じ。
特筆すべき点は無いね。
ポイント6
最後は勲章とか授与されてハッピーエンドだけど、地球人たち、エイリアンが更に仕返しに来る心配していないのか?
エイリアン全部殺してしまったなら、科学力の遙かに高いエイリアンが総攻撃にやって来るぞ、きっと。
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