『それでも夜は明ける』は、2013年のイギリス・アメリカの歴史ドラマ映画。
原作は1853年発表の、1841年にワシントンD.C.で誘拐され奴隷として売られた自由黒人ソロモン・ノーサップによる奴隷体験記 “Twelve Years a Slave”である。
あらすじ
『それでも夜は明ける』のあらすじは次の通り。
1841年、ニューヨーク州サラトガのソロモン・ノーサップ(イジョフォー)は自由黒人のヴァイオリニストだった。彼は妻と子供2人と順風満帆な生活を送っていた。ある日、彼は二人組の男たち(スクート・マクネイリーとタラン・キルラム)から金儲けができる周遊公演に参加しないかと誘いを受けた。ある晩、二人組の男たちにノーサップは薬漬けにされ、昏睡したまま奴隷商に売られることとなった。彼は自分は北部の自由黒人だと主張するが、材木商のウィリアム・フォード(ベネディクト・カンバーバッチ)に購入される。
フォードは信仰心が篤く温和な性格の農園主だった。奴隷となったノーサップは知能と知識を使って、材木の水運を提案する。これが成功しフォードに目をかけられるが、農園の監督ジョン・ティビッツにねたまれる。いやがらせを受けたノーサップは逆上して鞭で打とうとするティビッツからこれを奪い暴力を振るってしまう。ノーサップはティビッツに報復行為として木につるされる。ノーサップの身の危険を悟ったフォードは、仕方なしに資金面で世話になっている別の農園の支配人のエドウィン・エップス(マイケル・ファスベンダー)にノーサップを売ってしまう。
フォードと異なりエップスは非常に陰湿で残忍な性格の持ち主だった。綿花栽培のノルマに達成しない奴隷や気分が悪いときは平気で鞭打つなどしていた。ノーサップはひたすら耐え忍ぶが、ある日奴隷として白人であるアームスバイがやってくる。アームスバイはかつては監督官であったが、不祥事を理由として奴隷に身を落としていたのであった。自分と近い境遇に親近感を覚えたノーサップはアームスバイを信用し、友人へ手紙を送るよう懇願する(黒人ではなく白人であれば手紙を送ることは自然だろうと考えたのも決め手となった)。だがアームスバイは裏切り、ノーサップはエップスに責め立てられるが機転を利かし難局を乗り切る。
その後も長い奴隷の時を過ごすが、カナダ人で大工のサミュエル・バス(ブラッド・ピット)と出会ったことから風向きが変わる。ノーサップは奴隷制に反対で良心を持っているバスを信用し、自らの素性を明かし、北部時代の知己に手紙を送ることを懇願する。数日後エップスの農場のもとに保安官がやってきて、遂に奴隷から解放されサラトガに帰郷する。
キャスト、日本語
『それでも夜は明ける』のキャストは次の通り。
ソロモン・ノーサップ / プラット
演 – キウェテル・イジョフォー、日本語吹替 – 立木文彦
ある日突然拉致され、奴隷となってしまうが、12年の時を経て身分を回復し帰郷する。当時の黒人としては珍しく字の読み書きができ教養が高い。但し奴隷時代はトラブルのもととなるため隠していた。その後伝記本を出版し、奴隷解放運動にも携わるが、晩年の動向(没年や没した場所など)は一切不明とされている。
エドウィン・エップス
演 – マイケル・ファスベンダー、日本語吹替 – 宮内敦士
プランテーションの残酷な支配人。
ウィリアム・フォード
演 – ベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替 – 宮本充
バプティスト派の聖職者で奴隷のオーナー。温和な性格。ノーサップが本当は奴隷ではないのではないかと薄々感づいているが、行動を起こせないでいる。
ジョン・ティビッツ
演 – ポール・ダノ、日本語吹替 – 関雄
ウィリアムの農園の監督官。陰湿な性格でノーサップに対して暴力をふるうが、返り討ちにあう。
セオフィラス・フリーマン
演 – ポール・ジアマッティ、日本語吹替 – 西村太佑
奴隷貿易の元締め。ノーサップをプラットと呼び、以後この名前が定着する。
パッツィー
演 – ルピタ・ニョンゴ、日本語吹替 – 竹田まどか
エップスのプランテーションの奴隷。エップスから日常的に性的暴行を受けている。綿花を毎日200キロ以上も摘むなど農園に多大な貢献をしているが、虫の居所が悪かったエップスに鞭打ちされる。
メアリー・エップス
演 – サラ・ポールソン、日本語吹替 – 瀬田ひろ美
エドウィン・エップスの妻。嫉妬深い性格。
サミュエル・バス
演 – ブラッド・ピット、日本語吹替 – 成田剣
カナダ人大工。計算高さと人の好さを併せ持つ。
ハリエット・ショー夫人
演 – アルフレ・ウッダード、日本語吹替 – 伊沢磨紀
マーガレット・ノーサップ
演 – クヮヴェンジャネ・ウォレス、日本語吹替 – 佐伯美由紀
ソロモン・ノーサップの娘
ヴィリエレ保安官
演 – ジェイ・ヒューグリー(英語版)
アブラム叔父様
演 – ドワイト・ヘンリー(英語版)
ロバート
演 – マイケル・K・ウィリアムズ
アームスバイ
演 – ギャレット・ディラハント
白人。かつては農園の監督官だったが、奴隷に身を落とす。ノーサップから手紙を出すよう依頼されるが、保身に走る。
ブラウン
演 – スクート・マクネイリー
セレステ
演 – ルース・ネッガ
エリザ
演 – アデペロ・オデュイエ(英語版)
クレメンズ・レイ
演 – クリス・チョーク
ジェイムズ・バーチ
演 – クリストファー・ベリー(英語版)
ハミルトン
演 – タラン・キラム
パッツィー
パッツィーは黒人奴隷の女の子。
この時代の虐待は酷いな。吐き気がする。
パーカー
最後の方に「あの人の名前が分かるかね?」と聞かれソロモンが「Mr Parker パーカーさん」
と答えるシーンがありますが、そのパーカーさんって誰でしょうか?
パーカーさんとは、カナダ人大工のバス(ブラピ)がソロモンに頼まれて書いた手紙が判事に届いたため、農場までソロモンをむかえに来てくれた人。
ニューヨークでソロモンの家族が行きつけにしていたお店の主人。
ブラピ
映画の中で突然、救世主のごとく現れた、ブラッドピット。
カナダ人サミュエルバスという人で、人権派の救世主として現れる。
急に出るので違和感を感じる。
これ特別出演なんだろうか。
実話、原作
「それでも夜は明ける」は実話。
原作は1853年発表の、1841年にワシントンD.C.で誘拐され奴隷として売られた自由黒人ソロモン・ノーサップによる奴隷体験記 “Twelve Years a Slave”(意味:12年間、奴隷として)である。
彼は解放されるまで12年間ルイジアナ州のプランテーションで働いていた。
最初のシーン
最初のシーンはサトウキビ畑で奴隷として働くソロモンの姿。
一転してきらびやかな衣装でバイオリンの演奏を披露するソロモン。
1841年 ニューヨーク州サラトガのクレジット。
「北部の自由黒人だったソロモンが突然拉致され奴隷として南部に売られた」
というあらすじを知らないで観た人にはなんだか不親切。
ソロモン死因
実在のソロモンは、1853年、奴隷から帰還して再び自由になった。
自由になってから、1858年の新聞記事では、「誘拐され奴隷として売られたが、後に自由を回復したソロモン・ノーサップが、再び南部に誘拐されて奴隷になったと言われている」と報じられた。
殺されたか、再び、奴隷となったかのどちらかだね。死因は不明。
ルーツのクンタ・キンテ
この映画を見て思い出したのが、ルーツのクンタ・キンテだ。
ルーツは1977年の大ヒットドラマ。
日本でも放映された。
・https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーツ_(テレビドラマ)
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