サラリーマンでも出来る節税について、簡単に分かりやすくまとめてみた。
税金を理解しよう、所得税と住民税
まず、税金を理解しよう。
サラリーマンは給与からいろいろなものが引かれている。
給与から差し引かれるものをまとめてみた。
例えば、年収500万円なら
健康保険料 282,156円
厚生年金保険料 450,180円
雇用保険料 15,000円 ⇒ 3/1000
これらは合計747,336円。標準報酬月収の約15%だ。
次にいよいよ税金。
税金には所得税と住民税がある。
所得税 138,500円 ⇒ 国に納める税金
- ①所得金額 = 給与所得 - 給与所得控除
5,000,000 – (500万円 x 20% + 54万円) = 3,460,000 - ②課税所得金額 = 所得金額 - 所得控除
3,460,000 – (社会保険料747,336 + 380,000 + α) = 2,332,000 - ③所得税額 = 課税所得金額 × 所得税率 - 控除額
2,332,000 x 0.1 – 97500 = 135,700、 2.1%の復興特別所得税 2,849
住民税 241,400円 ⇒ 地方自治体に納める税金 (県と市に納める)
- 課税所得金額 = 所得金額 - 所得控除
3,460,000 – (社会保険料747,336 + 330,000 + α) = 2,382,000 - 課税標準額 = 課税所得金額 x 10%
2,382,000 x 0.1 = 238,200 - 兵庫県神戸市なら、兵庫県に49,400円、神戸市に192,000円
合計241,400円 (均等割が追加される)
結果として、年収500万円であっても、いろいろなものが引かれて手取り額は 3,873,564円となる。
税金額は所得税、住民税合わせて 379,900円だ。
以下のサイトは税金の計算に役に立つ。
所得税・住民税の概算、ふるさと納税めやす
住民税の計算
年収別の所得税・住民税
サラリーマンの節税とは
サラリーマンの節税とは結局のところ、所得税、住民税を以下に安くするか?を意味する。
所得税と住民税の計算方法を理解すれば、税金を安くする方法は明らか。
つまり、 如何に控除額を上げるか?である。
結論として、サラリーマンの節税方法として以下のものがある。
- iDeco (確定拠出年金・個人型) ⇒ おすすめ!
- ふるさと納税 ⇒ 微妙
- サラリーマンでも経費が認められる税制・・・特定支出控除 ⇒ 微妙
- 医療費控除(医療費が10万円を超える)とセルフメディケーション税制 ⇒ 当てはまれば
- 実家の両親が扶養に入れる ⇒ 当てはまれば
- 生命保険料控除 ⇒ 払っていれば
- 住宅ローン控除 ⇒ おすすめ!
以下のサイトも参照。
これらの中で、iDecoとローン控除が特におすすめだ。
iDeco (イデコ、個人型確定拠出年金) とは
iDecoの最大のメリットは、掛け金が「所得控除」となる点です。
掛け金分だけ所得が下がり、その分所得税、住民税額が下がります。
例えば、年収500万円の場合、月々2.3万円の積立で、年間6万円税金(所得税、住民税)が安くなります。
比較してみます。
iDecoなし (所得税 138,500円、住民税241,400円、合計379,900円)
iDecoあり月額2.3万円 ⇒ 控除276,000円 (所得税 108,100円、住民税 213,000円、合計321,100円)
お得でしょ?
iDecoを始めるには、まず、証券会社や銀行などで口座を作ります。
手数料が安いSBI証券、楽天証券がおすすめです。
ただ、注意点として、iDecoは、貯金とは違います。
60歳までは、お金を下せません。
ちなみに、60歳男性の生存率は92.8%、60歳女性は96.0% だそうです。
60歳までに死亡すれば、残金は遺族が受け取れる。
つまり、生命保険の代替になりうるっということです。生命保険に入るぐらいならiDecoやれ!
iDecoは、確定申告不要、年末調整でOKです。
住宅ローン控除とは
住宅ローン控除は、めっちゃお得な節税方法だ。
なんと、住宅ローンの年末残高 (上限 4,000万円) の1%が、所得税、住民税から控除されます。
こいつの最大のポイントの一つとして、
住宅ローン減税は所得からの控除ではなく税額から直接控除される
というのがある。
所得税から控除してもなお、控除しきれない額は住民税から控除されます。 (最大136,500円)
例えば、比較してみると
住宅ローン控除なし (所得税 138,500円、住民税 241,400円、 合計379,900円)
住宅ローン控除あり 年末残高3,000万円 ⇒ 1%の300,000円 が税額から控除 (所得税 0円、住民税 104,900円、合計104,900円)
めっちゃお得ですね!
控除期間 10年から13年です。
制度は年によって違います。
初回は確定申告が必要です。詳しくは以下をご覧ください。
確定申告を自分でする 電子申告eTax
iDeco、生命保険料控除は年末調整可能です。
ふるさと納税、特定支出控除、医療費控除、ローン控除は確定申告必要です。
電子申告eTaxに必要なもの、サイトは以下の通りです。
マイナンバーカード (開始届出書が必要)
マイナバー読み取り ICカードリーダー
慣れると3時間ぐらいで出来るようになります。
節税の裏技 サラリーマンのマンション経営
ここまで節税について説明しました。
ただ、もっとスゴイ節税の裏技があります。
サラリーマンでも始められるマンション経営です。
マンション経営は「年金代わり」・「生命保険代わり」・「節税対策」などの効果があります。
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