「アバウト・タイム」をアマゾンプライムで見たので感想など。
アバウト・タイムは2014年のアメリカ、イギリスの映画。
アマゾンプライムでの評価が高かったので見てみた。
アバウトタイム 愛おしい時間 のあらすじ
アバウトタイムのあらすじは、以下の通り。
Wikipediaからの引用。
ティム・レイク(ドーナル・グリーソン)はイギリスのコーンウォールに住む若い青年である。父(ビル・ナイ)、母(リンゼイ・ダンカン)、いつも上の空の叔父デズモンド(リチャード・コーデリー)、自由奔放な妹キット・カット(キャサリン)(リディア・ウィルソン)と暮らす。21才になった時、父から一族の男にはタイムトラベルの能力があると言われる。ただし過去に訪れた場所に行く事しかできない。金や名声のために能力を使うなと忠告され、恋愛のために使おうとティムは思う。
その夏、キット・カットの友達のシャーロット(マーゴット・ロビー)が夏休みを過ごしに来る。ティムはすぐに恋に落ち、最後の日に告白する。シャーロットは最後の日まで待つべきではなかったと言い、もっと早く告白してくれていたら付き合ったかもしれないと言う。ティムは時間をさかのぼり、夏休みの途中でシャーロットに告白する。だがシャーロットは、最後の日まで待てばつきあう気になるかもしれないと言う。ティムはシャーロットにその気がない事を知り、時間旅行をしても気が変わることはないと悟る。
夏が過ぎ、ティムはロンドンに出て弁護士を目指す。父の知り合いで人間嫌いの脚本家ハリー(トム・ホランダー)の家に住む。暗闇を売り物にするレストランで出版社で働くアメリカ人女性のメアリー(レイチェル・マクアダムス)に出会う。二人はレストランの暗闇でいちゃつきあった後、メアリーが電話番号を教える。ティムが帰ると、俳優が山場でセリフを忘れたために劇の初演がうまくいかなかったハリーは落ち込んでいる。ティムは過去に戻って劇を成功させる。
ティムは携帯電話にメアリーの番号が入っていないことに気付く。ハリーを助けにタイムトラベルをしたため、メアリーと出会わない道を選んでしまったことを知る。メアリーがケイト・モスのファンであったことを思い出し、ケイト・モスの展示会に行ってメアリーと再会する。だがメアリーには恋人がいることを知り、二人が知り合ったパーティーのことを聞き出してその時と場所に戻り、二人が出会う前にメアリーを連れ出す。二人の仲は深まり、ティムはメアリーと一緒に暮らし始める。ティムはシャーロットと再会し、今度はシャーロットから誘われる。ティムは断り、メアリーを愛していることに気付き、プロポーズして受け入れられる。二人の間には娘ポージーが生まれる。だがキットは不運に見舞われ、恋愛も仕事も上手くいかずポージーの一歳の誕生日に酒酔い運転で事故を起こす。
キットは怪我をするが回復する。ティムはキットの人生に干渉することにし、過去に戻ってキットがボーイフレンドのジミーに出会わないよう計らう。だが現在に戻るとポージーは生まれておらず代わりに息子がいる。子供が生まれる前にタイムトラベルをするとその子は生まれないことになると父が言う。ポージーが生まれる前に起きたことはもう変えることはできず、ティムは結果を受け入れないといけないと言う。ティムはキットの過去を変えたことを取り消してポージーを再び得て、メアリーと共に現在でキットの人生を手助けしようとする。キットはティムの友人のジェイと付き合い始め、子供が出来る。ティムとメアリーには男の子ジェフが生まれる。
ティムは父が末期の癌を患い、タイムトラベルでは救えないことを知る。父は病気のことを以前から知っており、家族と一緒に過ごすためにタイムトラベルを繰り返していた。父は毎日を二度過ごせと言う。最初は普通に過ごし、二度目も同じように過ごせと言う。最初は緊張や不安のために世界の素晴らしさに気付かないが、二度目には楽しめると言う。ティムはこの忠告に従い、父親に会いたくなると過去に戻ることにする。
メアリーは三人目の子供が欲しいと言う。子供が産まれたら過去に戻って父に会えなくなるためにティムは気乗りしない。だが9カ月間に何度も父を訪ねて過去に戻った後、もう会えないと告げる。二人は一緒にティムの幼い頃に戻って、浜辺で遊んだことを思い出し、涙と共に別れる。メアリーは娘のジョーを産み、ティムは二度と父に会えないことを知る。毎日を二度過ごしてみた後、ティムは毎日を一度だけ過ごし、二度目であるかのように楽しんだ方がよいと思い始める。
アバウトタイムの監督はリチャード・カーティス
アバウトタイムの監督はリチャード・カーティス。
監督のリチャード・カーティスにとって本作が『ラブ・アクチュアリー』(2003年)『パイレーツ・ロック』(2009年)に続く長編3作目となり、この作品を最後に監督を引退すると本人が表明している。
アバウトタイムのキャスト
アバウトタイムのキャストは次の通り。
ティム – ドーナル・グリーソン(亀田佳明)
メアリー – レイチェル・マクアダムス(渋谷はるか)
ティムの父 – ビル・ナイ(伊藤和晃)
キット・カット – リディア・ウィルソン(英語版)(堀井千砂): ティムの妹
ティムの母 – リンゼイ・ダンカン(高島雅羅)
デズモンド叔父 – リチャード・コーデリー(英語版)(金子由之)
ローリー – ジョシュア・マクガイア(英語版): ティムの親友
ハリー- トム・ホランダー(丸山壮史): ティムの父の知り合いでティムの家主、脚本家
シャーロット- マーゴット・ロビー(甲斐田裕子): キット・カットの友人
ジェイ – ウィル・メリック(英語版): ティムの友人
ジョアンナ – ヴァネッサ・カービー: メアリーの友人
ジミー – トム・ヒューズ(英語版): キット・カットのボーイフレンド
タイムトラベルの謎とティムの家族、名言
映画の最初に、主人公のティムから家族の紹介のナレーションがあり。
この時からなんでこの家、経済的に困っていないのか不思議だった。
ティムは21才になった時に、父親から、自分の一族の男子だけ、自分の過去についてのみタイムトラベルを行う能力があることを知らされる。
タイムトラベルで自分の過去だけは変えられる。
普通なら、お金持ちになることを探そうとするけれど、父親は「それは止めとけ」と諭される。
数代前のご先祖はお金のことで失敗したとか。
金を求めることでは幸せになれないって事は、ある意味、名言、格言。
キットカットは誰?
キットカットがキーポイント。
それでティムは「愛」を探しにロンドンに旅立ちます。
旅立ちの日に、父親と妹のキットカットに見送られて車で家を出ます。
父親はピースの人差し指と中指を立ててバイバイしたのに対して、別れを惜しむキットカットがフ〇ックユーと中指を立ててティムを見送るのが印象的。
このシーンは面白かった。
ティムにとってもキットカットにとってもお互いが大切な兄妹なんですね。
とにかく、ティム、父親、キットカット、そして叔父であるデズモンドの人間関係が微妙。互いに大切な家族として認識している。
タイムトラベルのパラドックス
ロンドンで弁護士事務所に勤め、暗闇バー?でメアリーと出会い結婚。
子供を授かるけれど、ティムは父親から、子供が生まれた時場合、子供が生まれるよりも前にタイムトラベルして、自分の過去を変えてしまうと、その子供は生まれず、別の人格の子供が生まれてしまうっていうパラドックスみたいなのを教えられる。
つまり、一度子供が生まれると、それ以前の過去に戻って過去を変えてはいけないって事ですね。
で、ティムとメアリーの間に2人の子供が生まれた後に、父親が末期がんになってしまう。
ところが、末期がんで父親が死んでも、ティムはタイムトラベルの能力で父親と何度も会うことが出来るんですね。
ある意味、死を克服している。
父と会えなくなる?矛盾?
ところが、メアリーは3人目の子供が欲しいって言います。
3人目の子供が生まれると、過去の自分にタイムトラベルして父親と会うことが出来ないことを意味する。
悩むティム。
うーん、3人目の子供って本当に要るんだろうか?
しかし、メアリーの要望を受け入れ、3人目の子供を授かる決意をし、3人目が生まれる前に、過去の自分にタイムトラベルして、もう父親に会えないことを告げる。
父もそれを理解して、最後の子供時代のティムに戻り、最後の父子の時間を過ごす。
これは、実はメアリーと出会う前の過去だし、子供が生まれるより前にタイムトラベル出来ないってことと矛盾する気もするね。
これは大いなる疑問だけど、まぁこの映画のストーリーには大差がないのでスルー。
ただ、父親は、未来を変えないように、ひっそりと時間を過ごそうと提案して、よく遊びにいった浜辺で父子の時間を過ごします。
これ、キットカットが生まれる前にタイムトラベルしたので、子供が生まれるより前にタイムトラベルしてはいけないこととちょっと矛盾するけど、この映画の場合、いいだろ。
まとめ ラスト
二度と父がいたころまでタイムトラベルして父と会えないことになったティムは、その後、ティムは毎日を1回過ごして、2回目であるかのように受け入れる方が楽しいことを知る。
なんか時間の大切さと家族の絆を教えてくれるような、ほのぼのとした映画ですかね。
タイムトラベルネタの映画はよくあるけれど、この映画の場合、自分の過去にしか行けないってところが新しいかな。
確か、スティーブン・ホーキンス博士は、タイムトラベルで過去に行くことは不可能とか言っていたような。
タイムトラベルで過去に行くのは時間順序保護仮説に無理だとか。
現実的に、過去に行くってのは理論上はやっぱり無理なのかな。
ちなみに、俺の父は88才で去年亡くなったけど、プラントの建設か何かの仕事をしていて、俺が子供のころから海外出張が多く、あまり触れ合いはなかった。
ただ、俺の父の場合、晩年は海外旅行やスキューバダイビングを楽しみ、楽しい人生だったんじゃないかなってのを思い出した。
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2. ハウ・ロング・ウィル・アイ・ラヴ・ユー
3. ミッド・エア
4. アット・ザ・リヴァー
5. フライデイ・アイム・イン・ラヴ
6. バック・トゥ・ブラック
7. ゴールド・イン・ゼム・ヒルズ
8. アバウト・タイム・テーマ
9. イントゥ・マイ・アームズ(我が腕の中へ)
10. イル・モンド
11. ゴールボーン・ロード
12. プッシュ・ザ・ボタン
13. オール・ザ・シングス・シー・セッド
14. ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ
15. 鏡の中の鏡
16. ハウ・ロング・ウィル・アイ・ラヴ・ユー
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