ヘルパンギーナとは?うつる?治療方法は?佐賀県で流行発生で警報

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佐賀県、ヘルパンギーナ流行発生

乳幼児を中心に夏場に流行する感染症「ヘルパンギーナ」について、佐賀県は4日、患者報告数が基準値を超えたとして、2017年度に続き流行発生の警報を発令した。県健康増進課は「丁寧な手洗いを心掛け、タオルの共有は避けて」と注意を呼び掛けている。

健康増進課によると、6月25日~7月1日の1週間に、県内23の定点医療機関から報告された患者報告数は153人で、前週から62人増加した。1医療機関当たり6・65人になり流行警報基準値の6人を超えた。

ヘルパンギーナは夏風邪の代表的な疾患で、発熱と口の中にできる水疱(すいほう)性の発疹が主な症状。1週間程度で改善するが、ウイルスは2~4週間にわたって便の中に排出されるため、幼児のおむつ交換後や食事前の手洗いも重要だという。

 

ヘルパンギーナとは?

ヘルパンギーナは、6月から初夏にかけて流行し、乳幼児に多く見られる夏風邪の代表的なウイルス性の感染症。主に「コクサッキーウイルスA群」が原因で、ウイルスの型がいくつかあるので、何度もかかってしまうことも珍しくありません。まれに大人も発症します。

 

潜伏期間は、3〜6日。

39℃以上の熱が1〜3日つづくと同時に、のどが赤く腫れて小さな水疱がたくさんできます。水疱は2〜3日でつぶれて黄色い潰瘍になります。
のどの痛みが強いために、食事や飲みものを受けつけなくなることから、「脱水症状」を起こすことも。

かかってしまった時の対処法

ヘルパンギーナに対する特効薬はありませんが、口内炎(口の中にできた潰瘍)に対して鎮痛解熱薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることがあります。
のどに痛みがあるので、オレンジジュースなどのような刺激のあるものは避け、のどごしの良い少し冷たい飲みものがおすすめです。(例えば、麦茶や牛乳、冷めたスープなど)
食べものは、刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。(例えば、ゼリーやプリン、冷めたおじや、豆腐など)約5日程度で治ります。

感染を拡大させないため、対策しましょう

ヘルパンギーナは、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」と、舐めて唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなど、手が触れることで感染する「接触感染」が主な感染経路です。また、回復後も口(呼吸器)から1〜2週間、便から2〜4週間にわたってウイルスが排出されるので、おむつなどの交換後に汚染された手指を介して感染が広がります。

 

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