日大と関学のアメリカンフットボールの反則事件の経緯が分からなくなったのでまとめ。
5月6日 日大と関学の試合 反則プレー起きる
日大のDL宮川泰介選手が関学のQBの背後から反則タックル。
YouTubeで見たけど確かに酷い。
この後、SNSで拡散されたらしい。
ケガした関学の選手は全治3週間。
日大の宮川選手もひどく落ち込んだらしい。
5月10日
日大がアメフト部の公式サイトに謝罪文を掲載。
関学が日大に見解と謝罪を求める文書を送付。
4日間は時間がかかりすぎ。
ネットの拡散威力で、ようやく日大は重い腰を持ち上げた感あり。
5月12日
関学が記者会見。
「こんなプレーを認めたらスポーツとして成り立たない」
その通り。
5月15日
日大コーチが関学に文書で回答。
文書には「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質」と回答。
そんな訳ないだろ。
5月17日
関学が記者会見。
「監督・コーチが容認していたと疑念を抱かざるを得ない」
そうだね。
5月18日
日大の宮川選手が関学のケガした選手に謝罪。
5月19日 初めて内田正人監督が囲み取材
日大の内田正人監督と井上奨コーチが、関学のケガした選手に謝罪。
ようやく伊丹空港？と羽田空港？で囲み取材。
「一連の問題の責任は全て私にある。監督としての私の責任。真摯（しんし）に受け止めて監督を辞任する」
遅いけど、この時はまだ、潔いと思っていた。
反則プレーの指示は明言を避ける。
5月22日 宮川選手の記者会見
宮川選手が記者会見。
反則プレーは監督とコーチの指示と明言。
「相手にケガをさせるという意味以外には考えられなかった」
20才の選手が単独で記者会見するのは異例。
潔い立派な態度だった。
反則したのは事実だけど、事実を包み隠さずに話しており、好感度アップ。
この選手は許してあげよう。
アメフトを引退するって宣言したけど、辞める必要ないよ。
ところが、夜になって、日大広報から出たコメントが目を疑う内容。
アメリカンフットボール部・宮川選手の会見について
2018年５月22日
本日、本学アメリカンフットボール部の宮川泰介選手が、関西学院大学フットボール部との定期戦でルール違反のタックルをし、相手選手にけがを負わせた件につきまして、心境を吐露する会見を行いました。厳しい状況にありながら、あえて会見を行われた気持ちを察するに、心痛む思いです。本学といたしまして、大変申し訳なく思います。
会見全体において、監督が違反プレーを指示したという発言はありませんでしたが、コーチから「１プレー目で（相手の）ＱＢをつぶせ」という言葉があったということは事実です。ただ、これは本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で、「最初のプレーから思い切って当たれ」という意味です。誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います。
また、宮川選手が会見で話されたとおり、本人と監督は話す機会がほとんどない状況でありました。宮川選手と監督・コーチとのコミュニケーションが不足していたことにつきまして、反省いたしております。
は？
全部、宮川選手のせいにしとる。
5月23日 内田正人監督と井上奨コーチが記者会見
日大の内田正人監督と井上奨コーチが記者会見。
反則行為について「私からの指示ではない。」
でも、「誤解を招いた」から辞任するんだそうな。
そんな訳ないだろ。
宮川選手の立派な態度と違って、内田監督と井上コーチはシドロモドロ。
「プレーの全責任は私にある」
「誤解を招いた」
とかは、潔くない言い訳。
責任を宮川選手に負わせようとしている。
司会をした日大広報部の米倉久邦が、超上から目線の司会。
「さっきからアナタしつこいけど」
「ちょっとやめてください」
「そういう仮定の質問はやめてください」
「もう午後９時半過ぎましたんで」
「もう同じ質問なんで打ち切ります」
「（「違う質問をします」と言う記者に対して）違うのを言えばいいものではありません」
「見てても、見てなくてもいいんです！」
「落ちません！」
面白かったけど、腹立つ会見だった。
5月25日 大塚吉兵衛学長が記者会見
日大の学長、大塚吉兵衛（おおつかきちべえ）が記者会見。
記者会見の最初に、おばちゃんが乱入。
大塚学長は「大学として追い込んでしまったことには、責任を痛感」。
宮川選手と内田監督の言い分の齟齬については、回答を避けた。
齟齬について説明できないのに、なんで記者会見したんだろ？
5月26日 関学が記者会見
日大からの２度目の回答書について、関学が記者会見。
再回答書の内容には多くの矛盾が存在し、真実とは到底認識できない」
また日大との定期戦は、「十分な信頼関係を取り戻すまで中止する」
そりゃそうだろ。
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