ひょんなきっかけで、友人から借りたハクバノ王子サマという漫画を全巻無料で読んだので感想をまとめた。
ハクバノ王子サマ、概要、あらすじ
『ハクバノ王子サマ』（ハクバノおうじサマ）は、朔ユキ蔵による日本の漫画。『ビッグコミックスピリッツ』（小学館）にて2005年21・22合併号より2008年26号まで連載された。単行本は全10巻（小学館ビッグコミックス）。
ビジネスマンから転職し、私立小田原女子高等学校に赴任してきた新任教師・小津晃太朗。元来年下に興味がなく婚約者もいる彼は、着任早々の生徒への挨拶で年下に興味が無いことを宣言する。そして副担任となったクラスの7歳年上の担任教師・原多香子に惹かれて行く。本作はこの2人を中心とした、揺れ動く男女の心模様を描く。
ハクバノ王子サマ、登場人物
ハクバノ王子サマの登場人物は少ない。
大半の生徒はストーリには関係ない。
小津 晃太朗（おづ こうたろう）
本作の主人公。脱サラして小田原女子高校に赴任してきた新任の社会科教師。作中では日本史を教えている。25歳。女子高という華やかな環境に身を置いても、年下の女性には興味がなく、赴任早々、年下に興味が無い事を宣言をする。東山カオリというイギリス留学中の同い年の婚約者がいるが、同僚の多香子のことが気になっている。
原 多香子（はら たかこ）タカコサマ
本作のヒロイン。小田原女子高校に勤務する英語科教師。32歳。小田原女子高校OGで干物女の一歩手前の状態にある。生徒からはその融通が利かずやや近寄りがたい雰囲気から「タカコサマ」と揶揄されつつも憧れの存在となっている。過去に黒沢と不倫関係にあった。叶わぬ恋と知りつつも7歳年下の晃太朗に惹かれていく。ビールが大好き。
市川 琴実（いちかわ ことみ）
小田原女子高校2年に在学する女子高生。17歳。晃太朗の実妹だが、父の浮気が元で両親が離婚し、母親に引き取られたため別姓を名乗っている。父の浮気による一家離散がトラウマになっており、兄の浮気には非常に厳しい。
黒沢 明夫（くろさわ あきお）
小田原女子高校に勤務する社会科教師。42歳。5歳年下の教え子と結婚し、2児をもうける。過去に多香子と不倫関係にあったが、現在は多香子から携帯電話を着信拒否にされている。
東山 カオリ（ひがしやま かおり）
晃太朗の婚約者であり、イギリスへ留学している。大学時代は姓が成瀬だったが、晃太朗と同じく両親が離婚したため、母方の姓である東山を名乗っている。病気で入院している祖母の容態が悪化したため、留学先のイギリスから一時帰国した。
今村 高志（いまむら たかし）
晃太朗の大学時代の同級生であり、教師になる前の会社の元同僚。酔うと話し言葉が名古屋弁になり、下ネタを連発する。すでに2児の父であり、奥さんは3人目を妊娠している。
原 春子（はら はるこ）
多香子の妹。年齢不明。諸外国を放浪し、翻訳家として活動している。
ハクバノ王子サマ、ネタバレ、感想
ハクバノ王子サマは全10巻だけど、ストーリーは薄っぺらいというか、1話1話の間合いが微妙。
作者・朔ユキ蔵が女性ならでは視点で描いているので、間合いが長い。
原多香子は、赴任してきた7歳年下の小津晃太朗がすぐに気になる。
小津晃太朗も原のことが気になるが、留学中の婚約者カオリがいるために、婚約者カオリと原への思いの葛藤に悩まされる。
そして、最後は原を忘れらずに、カオリと別れて原と結婚。
なんと、薄っぺらい中身だろう。
節操がない小津晃太朗。。
ハクバの王子サマのタカコの濃厚キス、セックスシーン
最大の濡れ場は、7巻の72話あたりの「どうしてなのか・・・」以降、8巻の「重なりとつながりと交わり」。
SEX描写も長くて、生々しい。
それにしても、小津 晃太朗も原 多香子も節操がない。
まとめると次の通り。
68話「あきらめきれなくて」
タカコに電話して会いたいと言う晃太朗。
おいおい、どうなるか結果はミエミエだろう。
道端でタカコを抱きしめる晃太朗。
抱きしめられて、まんざらでもないタカコ。
カオリという婚約者のいる晃太朗もタカコにメロメロだな。
タカコの色気の勝利。
69話「どうしてか今は・・・」
道端で抱き合うタカコと晃太朗。
そして、ディープキス。
家に入れてくれと言う晃太朗。
二人は手をつないでタカコの部屋へ。
この後どうなるかはミエミエ。
二人とも想像していただろう。期待していただろう。
第70話「踏み込んだ、そこで・・・」
タカコの部屋で急に気まずくなって、冷静になる二人。
帰ろうとする晃太朗。
玄関で送ろうとするタカコ。
おいおい。怖気づいたか？晃太朗。
第71話「口づけ、もっと・・・」
帰ろうとしてまた本能に戻った晃太朗。
タカコの唇を引き寄せてキス。
そのまま廊下に倒れこむタカコと晃太朗。
本能のままにタカコの唇と首筋にキスをする晃太朗。
廊下で倒れこんでタカコは背中が痛くないのか？
第72話「どうしてなのか・・・」
言い訳っぽい話をする二人。
言葉はもういいだろう。
タカコにうなだれる晃太朗。
抱き寄せるタカコ。タカコもやる気満々じゃん。
ディープキスをする二人。
性欲の塊となった晃太朗はついにタカコの服に手をかける。
そのままタカコのシャツを脱がせる晃太朗。
タカコのシャツの下のタンクトップも脱がせて、ついに上はブラジャーだけになるタカコ。
Dカップぐらいありそうなタカコの豊満なおっぱい。
晃太朗はキスをしながら、タカコの胸をブラジャーの上から下から揉み始める。
もう晃太朗のおちんちんは勃起しまくりだろうな。
廊下に寝かされて背中が痛いのか、冷静なタカコが「中へ行きませんか」と誘う。
ここまで来たらヤルしかないだろう。
ついに前戯が終わって本番SEXが始まるのか。
第73話「もう、すぐそこに、」
タカコの寝室、ベッドへ移動するタカコと晃太朗。
電気を消して二人はベッドへ。
タカコはいつの間にかブラジャーとパンティーだけの姿に。
パンティの中からお尻を触る晃太朗。
タカコの体中にキス。
パンティーを脱がせて、キスをして、ブラジャーを外す晃太朗。
全裸になるタカコ。
晃太朗はようやく自分から上を脱ぐ。
目が暗闇に慣れてきた晃太朗。
タカコの全裸と対面。
第74話「ぬくもりはイマ」
恥ずかしくて胸を手で隠すタカコ。
晃太朗はタカコの手をどけて、乳首にキス。
タカコの両胸を愛撫しながら、晃太朗はタカコの胸に顔をうずめる。
いつの間にかズボンも脱いで全裸になっている晃太朗。
すっぽんぽんになった二人。
二人は全裸で抱き合ってディープキス。
晃太朗の顔はタカコの胸からお腹、アソコへ移動。
おや？勃起しそこねた？
多分、晃太朗はカオリとやりすぎだな。
気まずくなる晃太朗。
勃起させようと晃太朗のおちんちんを弄るタカコ。
生々しい。。
第75話「止まらない、二人・・・」
勃起したのか、再び抱き合う二人。
タカコの胸にキスをする晃太朗。
タカコをM字開脚させて、いよいよ挿入の体勢に入る晃太朗。
タカコのアソコに手を入れる晃太朗。
濡れているタカコのアソコ。
そしてついにタカコのアソコに勃起したおちんちんを入れる晃太朗。
合体する二人。
タカコも気持ちいいってさ。
第76話「二人きり・・・二人きりで・・・」
入れたまま、合体したまま布団の中で抱き合うタカコと晃太朗。
見つめあってディープキス。
第77話「重なりとつながりと交わりと。」
タカコの胸を揉んだりキスしたりする晃太朗。
タカコのお尻を触る晃太朗。
柔らかいって。
タカコの足を持ち上げて引き寄せて、挿入する晃太朗。
やり放題の晃太朗にまんざらでもないタカコ。
性欲のままつながりあい、合体する二人。
うーん、どうやら、この後、避妊が気になりコンドームを買いに行く晃太朗。
そして、そのまま帰ったとか。
二人とも性欲を我慢できたのか？
ここまでやったなら、タカコはフェラチオしてやれ。
正常位だけじゃなくてバックとか騎乗位とか最後までやれよ。
今村高志がカオリにも落ち度があるっていうのに納得
この漫画で、カオリは婚約者 小津 晃太朗に浮気されて別れるわけで、もっとも不幸になった人だ。
一番同情されるべき人なんだけど、110話「・・・ゴメン・・・」の中で、今村高志が小津晃太朗に話してる内容が妙に納得した。
今村高志
「ただまぁ、お前みたいな健康なヤリ盛りの婚約者を、一人残して離れたらこういうことになるか・・・」
「考えなくたってわかるけどな。」
小津晃太朗
「俺は・・・ヤリたいとかそういうのでそういうワケじゃ・・・」
今村高志
「性欲だけの話じゃない。」
「気持ちもおなじだよ。」
「相手とずっと一緒にいたいと思ったら、約束するだけじゃダメだ。」
今村高志
「だから俺は、留学したい、でも男はキープしておきたい・・・いない間、一人でガマンしてねっていうカオリちゃんもなんだかなあって思うし・・・」
「同じ男としてお前の気持ちもわからんでもない。」
この今村の言葉には妙に納得した。
小津 晃太朗も原 多香子も若くて健康な男女。
しかもお互いが気になっている。
そうなれば、SEXするのはごく自然な流れ。
カオリもイギリス留学で浮気すべきだね。
小津 晃太朗も原 多香子は将来どうなるか？
小津 晃太朗は25才。
原 多香子は32才。
原の方が7歳年上とは言え、お互い若くて健康なカップル。
当面はSEX三昧の生活をするんでしょう。
ただ、いつまで続くんだろう？
あと10年経って、小津35才とタカコサマ42才になったとしよう。
女子高生に囲まれている小津が生徒にちやほやされて、その気になるのは時間の問題だろう。
もともと節操がない小津のことだ、そのうち、生徒に手を出すんだろうな。
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