筧千佐子(かけひちさこ) 関西青酸連続殺人事件、現在、生い立ち、テクニック

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筧千佐子は青酸連続殺人事件の犯人とされる女。

平成の毒婦?普通の顔した悪魔?筧(かけひ)千佐子容疑者の周辺で7人もの元夫、及び交際相手が全員死亡している事件です。

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関西青酸連続殺人事件とは

関西青酸連続死事件(かんさいせいさんれんぞくしじけん)とは京都府、大阪府、兵庫県において2007年から2013年にかけて高齢男性3名が青酸化合物によって殺害され、1名が青酸中毒になった事件。

本事件の犯人とされる筧千佐子は、この4名の他にも4名の高齢男性に対する青酸化合物による殺人を認める供述をしていたが、有力な物証がなかったことから不起訴処分となっている。

 

関西青酸連続殺人事件は2013年12月に京都府向日市の男性A(死亡時75歳)が死亡した際の司法解剖において青酸化合物が検出されたのが端緒となり発覚した。

Aは妻 筧千佐子(事件当時67歳)と結婚相談所を介して知り合い、2013年11月に結婚したばかりであった。警察の捜査によりXは事件当時、約1000万円の借金を抱えており、筧千佐子の周辺では1994年以降男性10人が死亡し、総額で数億円の遺産を受け取っていたことも判明した。

このため遺産取得を目的とした連続殺人事件の疑いが浮上した。

 

大阪府貝塚市のB(死亡時71歳)は2010年10月ごろ結婚相談所を介して筧千佐子との交際を始め、2012年3月9日、バイクを運転中に転倒。搬送先の病院で死亡が確認された。

搬送時の司法解剖では突発性の心停止と診断されたが、A事件発覚後、大阪府警がBの血液を再鑑定したところ致死量の2倍の青酸化合物が発見された。

Bの死後、筧千佐子はマンションを売却するなどして約2000万円相当の遺産を手にしていた。

 

2014年11月19日、京都府警察本部はXをA殺人容疑で逮捕。

筧千佐子はAの殺害について当初は否認していたが、後に「結婚した後、金が自由にならなかったので殺した」と供述。

同年12月10日、京都地方検察庁は筧千佐子を同罪で起訴。

 

筧千佐子は1994年以降の自身の周囲で起こった約10人の不審死のうち8人の死に対する関与を認める供述をした。

2015年1月28日、大阪府警察本部はB殺人容疑で筧千佐子を再逮捕。

同年2月18日大阪地検は筧千佐子を同罪で追起訴。

 

6月11日、大阪府警察本部などの合同捜査本部は、2004年に結婚相談所を介して筧千佐子と出会い株式投資のためXに4000万円を貸していた兵庫県神戸市のC(死亡時79歳)に対する殺人未遂容疑でXを再逮捕。

筧千佐子は2007年12月18日に借金の返済を免れる目的で青酸化合物を飲ませ、神戸市の路上で青酸中毒にさせた(その後Cは2009年5月に死亡)。

7月2日、大阪地方検察庁は同罪で筧千佐子を追起訴。

 

9月9日、大阪府などの合同捜査本部は2012年10月ごろ結婚相談所を介して筧千佐子と知り合った兵庫県伊丹市のD(死亡時75歳)に対する殺人容疑で筧千佐子を再逮捕。

Dは、2013年9月20日に死亡。

筧千佐子は同日に伊丹市内のレストランで青酸化合物を服用させて青酸中毒に陥らせ、Dは2時間後搬送先の病院で死亡した。死因は当時は肺がんとされていたが本事件発覚後の搬送時の診察記録の調査などから青酸中毒に陥ったとしても矛盾しない状況であったことが判明した。

同月30日、大阪地検は同容疑で筧千佐子を追起訴。

10月27日、大阪府警などの合同捜査本部は奈良県奈良市の男性E(死亡時75歳)と大阪府松原市の男性F(死亡時75歳)に対する殺人容疑で筧千佐子を追送検。

Eは筧千佐子と内縁関係で2008年3月に死亡。

Fは筧千佐子の元夫で2008年に死亡。

2人とも死亡時に司法解剖されず、病死とされていた。

筧千佐子は2人に関して「青酸化合物を飲ませた」と容疑を認めたが、有力な物証がなかった。

 

11月6日、大阪府警察本部などの合同捜査本部は兵庫県南あわじ市の男性G(死亡時68歳)に対する殺人容疑と兵庫県堺市の男性H(死亡時68歳)に対する強盗殺人容疑で筧千佐子を追送検。

Gは2005年3月死亡。

Hは2013年5月死亡。

2人とも死亡時に司法解剖されず、病死とされていた。

 

11月20日、大阪地方検察庁はE、F、G、Hに対する容疑について嫌疑不十分として不起訴とした。

 

 

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