グラン・トリノ、動画、評価、スー、あらすじ、意味、車、解説

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映画

『グラン・トリノ』(Gran Torino)は、2008年のアメリカ映画。監督、プロデューサーおよび主演はクリント・イーストウッド。ミシガン州が舞台。2008年12月12日に北米で限定公開、2009年1月9日に拡大公開され、日本では2009年4月25日に公開された。

感想などをまとめた。

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グラン・トリノ のあらすじ

「グラン・トリノ」のあらすじは次の通り。

フォードの自動車工を50年勤めあげたポーランド系米国人コワルスキーは、妻を亡くし(妻を思い出して「俺は嫌われ者だが、女房は世界で最高だった」という)、愛車グラン・トリノを誇りに、日本車が台頭して住民も今や東洋人の町となったデトロイトで隠居暮らしを続けていた。頑固さゆえに息子たちにも嫌われ、限られた友人と悪態をつき合う日々であり、亡き妻の頼った神父をも近づけようとしない。常に国旗を掲げた自宅のポーチでビールを缶のまま飲んで、飲み終えると片手でくしゃっと握りつぶす 。コワルスキーを意固地にしたのは朝鮮戦争での己の罪の記憶であった。

彼の家に、ギャングにそそのかされた隣家のモン族の少年タオが愛車を狙って忍び込むが、コワルスキーの構えた銃の前に逃げ去る。なりゆきで、タオや姉スーを不良達から救い、スーにホームパーティーに招かれ、歓待してくれた彼ら家族の温かさに感じる。その後、タオに仕事を世話して一人前の男にさせることを頼まれる。仕事によって成長していくタオの姿を見て考え方が変わっていくコワルスキー。乗り気ではなかったが体調が良くなく病院に行き病が体を蝕んでいることを知る。一方、モン族のギャングが、タオにさらなる嫌がらせを加えた。顛末を聞いて激昂したコワルスキーはギャングに報復するが、その報復としてギャングはタオの家に銃弾を乱射し、スーを陵辱する。

復讐の念に燃えるタオを家に閉じ込め、この状況に決着をつけるべくコワルスキーはある作戦を胸に、ひとりでギャング達の住みかに向かう。コワルスキーはタバコをくわえて、銃を取り出すかのように上着のポケットに手を入れる。恐怖に駆られたギャングはコワルスキーを射殺するがポケットにあったのは第一騎兵師団のジッポーであった。タオが急いで現場に向かうと、シートをかぶせられたコワルスキーの死体があった。現場の警官に聞くとコワルスキーは武器は何も持たずに、一人、ギャングの家に向かっていったこと、そして、目撃証言がある事と、コワルスキーが丸腰だったことから、ギャング達には長期刑が見込まれることが分かる。

タオの未来の為に、自らの命を引き換えにしたコワルスキー。遺書には、愛車グラン・トリノをタオに譲る、と記されていた。

コワルスキーの思い出と共に、海岸線を走り去るタオ。彼の心には友人コワルスキーが住み続ける…。

グラン・トリノのキャスト

ウォルト・コワルスキー – クリント・イーストウッド(滝田裕介)

タオ・ロー – ビー・ヴァン(英語版)(細谷佳正)

スー・ロー – アーニー・ハー(英語版)(小笠原亜里沙): タオの姉。

ヤノビッチ神父 – クリストファー・カーリー(英語版)(川島得愛)

ミッチ・コワルスキー – ブライアン・ヘイリー(山野井仁): コワルスキーの長男。

スティーブ・コワルスキー – ブライアン・ホウ(英語版): コワルスキーの次男。

カレン・コワルスキー – ジェラルディン・ヒューズ(英語版): ミッチの妻。

アシュリー・コワルスキー – ドリーマ・ウォーカー: ミッチの娘。

マーティン – ジョン・キャロル・リンチ(五王四郎): イタリア系の床屋。コワルスキーの友人。

トレイ – スコット・リーヴス:スーと一緒にいるところを不良たちに絡まれる少年。

デューク – コリー・ハードリクト(英語版)(咲野俊介):学校から帰宅するスーとトレイに絡む不良少年。

グラントリノ 解説、評価

強面で頑固者、子供でさえ扱いきれない、老人ウォルト・コワルスキー。

何故か、隣のモン族の家族と仲良くなり、交流する物語。

スーとタオは、本当の父親のように慕うのが不思議。

 

最後にウォルト・コワルスキーは、モン族のチンピラに殺されに行くんだけど、他に方法無かったのか?

チンピラに対して裁判所から接近禁止命令とか出せたんじゃないか?

グラントリノ スー

主人公のウォルト・コワルスキーとタオを引き合わせるような役目なのが影の主人公であるタオの姉であるスー。

強面のコワルスキーに物おじせずに、ハキハキものを言う。

 

スーを演じているアニーハーは実際、モン族出身らしい。

Whitney Cua Her (born 1992), better known by her stage name Ahney Her, is an American actress. She is of Hmong descent.

Ahney Her - Wikipedia

グラントリノ ラスト

グラントリノのラストの方は少し意味不明。

 

主人公のウォルト・コワルスキーは、わざわざ死にに行った、殺されに行ったわけです。

少年タオとその家族をチンピラ達からなんとか救いたかった。

そこで、「自分が、チンピラ達に殺されれば、チンピラ達は殺人罪で間違いなく長期間に渡り服役するだろう」と考えたわけですね。

だからこそ、丸腰で行った。

もし、武装して向かえば、チンピラ達の「正当防衛」が成り立ってしまいますから。

ラストで、チンピラと言い合っている時、ウォルトは、周囲を気にしていました。

騒ぎを起こすことで、近隣の住人に、今の状況を見せていたのです。

つまり、近隣の住人は、「目撃者」になった訳です。

これも、彼の計算どおり。目撃者は、こう証言するでしょう。

「丸腰の老人を、チンピラ達が一方的に射殺したんです」と。

余命いくばくもない事を悟ったウォルトは、朝鮮戦争での自らの罪を償うため、朝鮮人と同じ東洋人の少年と、その家族を、救うことに、「人生の意味」を見出したんです。

ウォルトは、意味のある人生を終え、少年タオは、人生を始めるべく、グラン・トリノに乗って、道、つまり人生を走って行く。

フォードに務め、M1ライフルと、ガヴァメント・ピストルを愛用する「保守的なアメリカ」の象徴たる主人公が、現在のアメリカの象徴である、非白人の移民(ヒスパニック系ではないですが)に悩まされながらも、最後には、それを受け入れるという話は、「アメリカの姿」を描いているかと思われます。

グラントリノ 意味、車

映画のタイトルにもなったグラン・トリノはフォードが製造していた車。

トリノ(Ford Torino)はフォード・モーターが1968年から1976年にかけて北米向けに製造していた、アメリカ車としては中型の乗用車(en:Mid-size car)である。車名は「イタリアのデトロイト」とも言われるトリノ市に由来する。

 

第3世代グラン・トリノは様々な映像作品で日本でも著名な存在である。古くは刑事スタスキー&ハッチにおける赤いグラン・トリノとして日本のお茶の間にも知られた存在であった。第3世代の中でも特徴的なフロントマスクを有している1972年式は、2008年に公開されたクリント・イーストウッド監督・主演の映画『グラン・トリノ』で世界的に知名度が高まった。

グラントリノ モン族

グラントリノで中心的な役割を果たすのがモン族。

モン属は、中国、ベトナム、ミャンマー、タイ、ラオスに住む民族。

ベトナム戦争後、難民としてアメリカにも多数亡命したそうだ。

ある意味、戦争の被害者。

モン族はミャオ族と同様に三苗に民族的起源があり、古代には洞庭湖付近から揚子江下流域にかけて居住していたと考えられる。18世紀初頭から、漢族に押し出される形で徐々に南や南西方向へ移動を始めた。

第一次世界大戦期の1918年から1821年にかけて、インドシナ北部でフランスやタイ族領主からの収奪に反抗し、モンの独立を究極の目標としたパー・チャイの反乱(英語版)を起こしている。

第一次・第二次インドシナ戦争のときに、フランスとアメリカ合衆国はお互いに南北ベトナムおよび共産主義者パテート・ラーオの武装勢力と闘うため、ラオスのモン族を数十万雇った。

ラオス領内におけるアメリカの反共破壊工作は「ラオス秘密戦争」と呼ばれ、CIAが指揮を執った。ラオス領内には、北ベトナム軍が南ベトナムのベトコンに支援物資を送るための「ホーチミン・ルート」と呼ばれる補給路が存在した。ラオスは中立国だったが、米軍はこの補給路を断つため総量で200万トン以上におよぶ爆撃を行った。ラオスへの爆撃はニクソンによる北爆停止宣言後も行われるほど執拗なものだった。

この爆撃と並行して行われたのが、バン・パオ将軍率いるモン族部隊による補給路の破壊工作である。CIAは金属すら見たことのないモン族に銃の使い方から戦闘機の操縦法まで、ありとあらゆることを教え込んだ。モン族の部隊は破壊工作のほか、「サイト85」とよばれる米軍のレーダー基地の守備にもあたった。彼らはラオスの首都ヴィエンチャンから北へ約200キロほどの場所にあるロンチェンの秘密基地を本拠地とした。この基地は1960年代〜70年代当時は地図にも記載されておらず、「世界で最も秘密の場所」と呼ばれた。前述のバン・パオ将軍の家もこのロンチェンにあった。

アメリカがベトナム戦争に敗れると、モン族は見捨てられ行き場を失った。彼らの多くはベトナム軍、ラオスの共産勢力、パテート・ラーオの三者による掃討作戦で返り討ちに遭い、女、子供も含めて虐殺された。

この地獄を逃れた数十万のモン族が政治亡命を求めタイに逃げた。これらの難民数千人が1970年代後半から欧米諸国、主に米国、またオーストラリア、フランス、フランス領ギアナ、カナダ、および南米に移住している。その他は国連の本国送還プログラムのもと、ラオスに戻っている。

ラオス国内ではゲリラ化したモン族による抵抗闘争や、山賊化したモン族による犯罪が散発的につづき、この問題がいまだに解決していないことを示している。

 

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