『007/ゴールドフィンガー』(原題: Goldfinger)は1964年のアクションスパイ映画。
ジェームズ・ボンドシリーズの第3作目。
あらすじ
メキシコでの任務の帰路、マイアミに立ち寄ったイギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンドは、かつてのカジノ・ロワイヤルでの勝負の際同席したデュポンと再会し、彼の頼みでオーリック・ゴールドフィンガーのカードのいかさまを暴いた。ロンドンへ戻ったボンドは、ゴールドフィンガーがスメルシュの手先となって金の密輸を行っているらしいことを聞かされ、その調査を命じられた。調査中、ボンドはゴールドフィンガーに捕らわれ、彼がアメリカ合衆国のフォート・ノックスを襲撃して貯蔵された金塊を奪取し、ソ連の巡洋艦に積み込んで海外に運び去ろうとしていることを知る。
ボンドカーはアストンマーティン・DB5
ボンドカーとしてアストンマーティン・DB5が登場した。
ボンドがそれまで乗っていたベントレーと交換に支給された。
- 防弾ガラス(フロント、サイド、リア)。
- 回転式可変ナンバープレート。各国に正式登録してある。4711・EA・62(フランス)⇔BMT216A(イギリス)⇔LU・6789(スイス)。
- 発信機ホーマー(後述)の受信機。ダッシュボードに格納。有効距離150マイル(約240km)。ディスプレイに地図(その中心が自分の車の位置)が表示され、発信元の位置が光点として点滅する[2]。劇中ではライター(CIA)の車両にも搭載されており、Q(もしくはイギリス)の開発品とは限らない。
- タイヤのハブから回転式の刃がせり出し、併走する車のタイヤをパンクさせる。
- 後部より煙幕を張り、追跡する車の視界を妨害。
- テールランプからオイルを撒き、追跡する車をスリップさせる。
- 防弾板。車体後部にせり上がる。
- 屋根の一部が開き、助手席を上方に射出。シフトレバーのグリップに隠しスイッチがあり、ワンタッチで作動。
- この他、劇中には登場しなかったものとして、撒きびし(タイヤパンク用・真似されるとの懸念から登場せず)、攻撃用バンパー、自動車電話、運転席下に格納する武器などが用意されていた。
ボンドガールはオナー・ブラックマン
ボンドガールは、敵のパイロット・プッシー・ガロア役のオナー・ブラックマン(Honor Blackman、1925年8月22日 – 2020年4月5日)は、イギリス・ロンドン出身の女優。
他にも二人のキーになる女性が登場。
ジル・マスターソン(姉) はボンドとの情事の最中に金箔を塗られて死ぬ。
ティリー・マスターソン(妹) はボンドと逃走中にオッドジョブの山帽子投げで殺される。
金箔、皮膚呼吸
ジル・マスターソン(姉)は金箔を塗られて皮膚呼吸が出来ず死んだとか。
そのため、金粉で全身を覆うと皮膚呼吸ができず死に至る、という説が広まったとか。
金粉を体中に塗り、皮膚呼吸が出来なくて死ぬという事はない。
グランド・スラム計画
グランド・スラム計画とは、アメリカで大量に金塊を保有するフォート・ノックス(Fort Knox)上空で、プッシー達がミスター・ミッドナイトより手に入れたデルタ9を散布。
当初、デルタ9を「15分で消滅するが24時間失神する神経ガス」と騙されていたが、実は殺人ガス。
その後、フォート・ノックスに入り核爆弾で金塊を核汚染で58年間汚染される。
それにより、西側の金の株価は下落。ゴールドフィンガーが保有している金の株価を上昇させる、というものであった。
帽子飛ばしの日本人はハロルド坂田
つばに刃物を仕込んだ山高帽。
オッドジョブの武器で投げつけて敵を倒す。
演じているのは、ハロルド坂田(Harold “Toshiyuki” Sakata、1920年7月1日 – 1982年7月29日)。
アメリカ合衆国の日系人プロレスラー。
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